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2006年
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2006-11-13 (Mon)



2006-11-13 (Mon)

 舞台方面で活動している娘のおかげで、ミュージカルや、小劇場でのお芝居にも興味を持つようになった。

 昨日の日曜日、同じ演目を違うキャストでやる演劇が午後2回あったので、娘も出演する事だし、ヘトヘトになりながらも両方見に行った。

 時代は昭和初期、作家と批評家志望の四人の女性の心の変化を四季を通じて描いたものだったが、60人位しか入らない会場なので、演じている人の息遣いまでわかる。同じ役でも全然イメージが変わる。
 お客の笑いのツボも、二つのグループによって微妙に変わるし、
 日によって、率直に感情を出すお客がそこに集まっているかどうかで、雰囲気も変わる。面白いものだなあ、と思った。

 だから、とりわけ小劇場のお芝居好きの人の中には、「この役はこの役者で観たい。」みたいな熱烈な信奉者も出て来るんだろうな。

 ただ、「芝居」の脚本というものは時に一人よがり、というか、その脚本家にとっては描きたい世界でも、「本当に自分に合わない場合もある。」と言っていた人もいた。結構高いチケットだったが、義理もあり行ってあげたものの、最初から最後まで異常に話が暗くて疲れ切って帰って来たとか。

 私は今までほとんど音楽会を中心に出掛けて来たし、まあその中には、勿論いい演奏や、それ程でないものもあるけれど、よっぽど突飛な音楽でなければそれなりに聞ける。

 でも、言葉で表現するという事は、ちょっとでも価値観や方向性がずれていたらちょっとキツイ。それはストレートな形で直球のように自分に投げ込まれて来るものだけに、趣味の合わないものだったら、すぐにでも席を立ちたくなるのかも。いや、その位の作品は凡庸過ぎるよりはむしろ成功なのかも。根っから芝居好きの人はそれがつまらなかろうが、全部含めて観に行くのかな?

 娘が、演じる側の役作りについて、出演者4人の個性があるので、全体的なバランスを考えながら、それぞれがどう役作りして行くかを絶えず話し合っていたとの事。
 それは面白そうでもあり、難しそうと、フーンと思いながら聞いていた。

 

 



 
 

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