裸のボクサー

                   作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


1、 昔、俺は ボクシングジムを訪ね
  会長に言われるまま 練習を繰り返した
  雨の日にも 練習は欠かさねえ
  錆びた練習小屋で 一人黙々とシャドウ

  だから パンチ パンチ 燃え上がれ
  そこだ パンチ パンチ 隙をつけ
  そして パンチ パンチ 夢を見ろ
  そして ジョーは戦った
  「必ず、チャンピオンになってやる!」

  体がAh−疼き出した 戦場はそこにある
  激しい罵声に包まれた 悪役
  自分の為走るのだ 戦場はそこにある
  斜め対角線の先に 奴がいる


2、 俺はジョーのようにはなれない
  パンチ力がないと厳しく注意を受けた

  だから パンチ フック 変えて行け
  そこだ パンチ フック アッパー コンビネーション
  そして バックハンドブロー 決めてみろ
  顔がボロボロになろうと
  「本当に、強くなるために!」

  リングベルが鳴り響いた 全ての力を出せ
  「勝つ」「勝つ」「勝つ」とチャンピオンになるのを夢見て
  臆病は俺だった 男はジョーだった
  3ラウンドKO勝ちをして 傷もない

  優勝トロフィーを抱えて 立ち去った

 


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