さよならアーコ   〜天国でリッツが待っているよ〜 

                   作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


犬のアーコ『さくら』が先日、死にました。
とても悲しい事でした。
父親と添い寝した深夜頃、
そっと息を引き取りました。

翌朝、母から電話がかかってきました。
僕はその日、仕事を休み実家に帰りました。
花に囲まれ、目を閉じ、横たわる、姿を見て、
少しだけ僕も泣きました。

17年という歳月を生き抜きました。
父は「今頃、天国でリッツに会っているかな。」 
と言いました。
僕も「そうだよね、今、会っているかもね」と答えて、
温かく、優しい気持ちになれました。

翌日、保健所さんの車がやってきました。
かけつけた姉は、思い出のちゃんちゃんこをかけました。
アーコを乗せた車が坂を下りる最後の瞬間に、
母も姉も僕も泣きました。

思い出など書ききれない程、 
おてんばでかわいい娘(こ)でした。
ピンク色のリボンがとても印象的で、
いつも家の中に入ろうとしていました。

アーコが亡くなる前日、 
僕はたまたま実家に電話をしました。
受話器の向こうでアーコが鳴いていました。
何か運命的な物を感じました。

*当日、海外で仕事していた兄も、たくさんの思いでいっぱいかな。

※リッツ(前に飼っていたオス)(アーコはメス)(共に芝犬)


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