口唇  〜銃声〜

                   作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


1、雨音だけ響いていた 2人の部屋、寂しかった
  途切れてゆく会話の中 未来だけが消えていった
  思い出せばキリがなくて 意味もなくて 胸が痛む
  戻れるなら 戻りたいよ 無邪気だった あの頃へと

  突然、深夜に君からの電話 「今から来て」の言葉に
  僕は車を飛ばし 理由(わけ)もわからないまま君のうちへ
  君はうつむき 「もう会えなくなるの」と呟いた
  僕は理由(わけ)など聞かず ただ君の事を抱きしめた

  重なる最後の口唇 切なく涙が溢れた
  傷んだ想いをぶちまけるように 「駄目な奴」と言ってくれ

2、8月には青い空の海でハシャギ 笑いあった
  12月は白い雪の下で2人 抱(いだ)きあった

  聴こえる最後の銃声 澱(よど)んだ未熟なこの愛
  全てもう、全部を終わらせるように 「駄目な奴」と言ってくれ
  引き金を引いてくれ
  かまわない殺してくれ・・・


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