唄いたかったから

                  作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


  僕は唄いたかったから ただそれだけだったから
  唄っているのさ 理屈なんてない
  ああ これは夢じゃない 夢は重荷になるから
  違う事にしている それでいいと思う

1、詩もロクに書けない 曲もロクに浮かばない
  部屋の傍らにCDと ギターがあるから 唄うだけ
  少しは上達しているけど たぶんこれは趣味さ
  プロになりたいだなんて 気持ちは少しもない

  僕は唄いまくるのさ カラオケで唄いまくるのさ
  時には自分の曲 ギターで弾き語りながら
  ああ 夢かもしれない 夢より現実かもしれない
  自分に暗示かけて 最高の曲を作る


2、生きる意味は何さ 自分にとってでもいいから
  それが「ミュージシャン」だと 使命のように感じるから
  「成功」のパズルだけ解きたい それもどうでもいいや
  哲学的に考えると 前に進めなくなる

  僕は他人の曲とか TVの他人のトークとか
  どうでもいいのさ 答えは「充実」さ
  ステージもまだ怖いし 業界にツテもないし
  隠れていたいけれど それじゃ夢は叶わない

  今はとにかく詩(うた)を書け 僕には「言葉」しかないから
  やりたい事を 仕事にするだけさ
  そう、答えはシンプルさ 横に眠っているのさ
  答えはわからないけれど 俺は野性を放つ



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