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バレエ「ダーナの泉」2019年5月4日 国分寺市立いずみホール
Backstage、Generalprobe、Rehearsalより 写真撮影:尾根田英俊 Hidetoshi Oneda
尾根田様が撮って下さったステキな写真の数々を並べ替え、私流コメントを付けてみた。 Backstage→Back Generalprobe→Gene Rehearsal→Rehe
<配役/服の色>
ルーク(主人公・青):吉瀬智弘 /バロル(敵国司令官・黒):米倉佑飛 ベル(妹役・白):榎本祥子 /ティナ(姉役・赤):中村彩子 アンサンブル(村娘・水色 / 門番・こげ茶 / 召使・薄紫):福泉陽花、平子麻梨絵 女ドルイド兼ストーリーテラー(白):土田有希 /女神(緑):佐藤真左美
わっ! 妖精が舞い降りた瞬間みたい。
一転バロルの写真と対照的な本番前のルーク。集中して、舞台の感触、空間、自分の位置を確かめているかの様に思える。どちらかと言うと内に秘めたものを感じさせる吉瀬さんは私のルークのイメージに近い。観客の立場だったら見られない、貴重な瞬間。
ADAGIOのラストシーン 山の端に日が沈む時の一瞬の輝き、それから闇に溶け込んで行くイメージ・・・と江藤先生にお伝えしたら、ゆっくり渦を巻く様に回って、最後二人が沈み込んで抱き合う振付になった。 ベルの恋している表情・・・それもとてもステキだけれどお二人の脚のラインの美しさに吸い込まれた。 二人のシルエットが富士山と裾野を想像させるというのは静岡育ちの私の、特殊な感じ方?
仲の良かった姉妹の心に疑念や、すれ違いが・・・ティナの役は難しく出番が多くてタフ。 でも本番の中村さんの集中した演技にはグッと来るものがあった。
アンサンブルのお二人が心底輝いて見える瞬間! 持っている雰囲気や個性の全く違うお二人なのにシンクロして、息の合ったステキな踊りを見せて下さった。かなりのブラボーと拍手がかかりましたね!
バレエダンサーの後姿、何かきれい・・・
見にくいけれど、ちょっと気づいて欲しいお二人の出演者
女ドルイド(占い師) 白い衣装に身を包み、バロルに運命の玉を授け立ち去る後姿。
左側奥に銀の壷を持って微笑む女神。聖なる泉の水の力でルークが息を吹き返し、ティナも元に戻り、姉妹は喜び合う。
最後の出演者のご挨拶(アンコール)の順序はやはり事前に考えておかなければならなくて、多分私は作者だから、一人最後に舞台に出て行くのだろうと思っていたら・・・ 本番前日、振付の江藤先生から男性ダンサーに私をエスコートする様にとのご指示。 「んまあ、何て粋な計らい・・・若いステキな男性に手を取って頂けるなんて、こんな事、一生にないわ!」と、思わず口にしてしまった。でも終わってみれば「これ、一生に何度あってもいいかも!」と思う、ちょっと欲深お婆さんになっていた。
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