渋谷と若者、1999

 作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠/編曲 森田 遊


渋谷の道を歩く時 いつも思うことなんだけど
何故こんなに人がいるのか 一体何しに集まっているのか
堂々と地べたに座る女子校生が「何をしているの?」と記者に聞かれて
「ここにいるだけで誰かが話しかけてくれるんだ」と何かの雑誌に書いてあったっけ
こんなに寂しがり屋の世の中じゃ 帰りが遅くなって当然だ
だから娘のわがまま許してあげましょう 明るいあの子もきっと寂しがり屋

茶髪や金髪のお姉ちゃん達が 何かを求めて今日も街を歩く
高級バッグを肩からぶらさげて 男達の手をすり抜ける
ハチ公のそばの人の群れの中で 一人ギターで弾き語る男
恋人の事や 世の中の不満や 自分の故郷の事を歌っていた
こんなに激動の世の中じゃ 置いてきぼりをくらって当然だ
だから自分のペースで歩いて行きましょう 自分は自分でゆっくりお茶を飲もう

毎日、曲がった背中をして 無表情で生きてるのはよそう
{さあ}背筋を伸ばして笑顔作り 雑踏の中を『ノシノシ』歩こうよ
「俺の気持ちが解ってたまるか」と 怒りを現にしたその人よ
嘘でもいいから明るく楽しく生きましょう 虚しい面して生きていくのは辞めだ!!

渋谷の道を歩く時 いつも思うことなんだけど
何故こんなに人がいるのか 一体何しに集まっているのか
渋谷の道よ若者の街よ あなたは一体どう思っているんだ
真夜中に隅っこで泣きじゃくる渋谷よ若者を救ってくれてありがとう


※こんなに寂しがり屋の世の中じゃ 心が弱くなって当然だ
 だから自分の人生信じてあげましょう 明るい未来がきっと開くから


※繰り返し

コメント(当時)/渋谷と若者、1999
 アコースティックギターでスラーとメロディーを完成させたのを覚えています。渋谷に出ると、本当に人がたくさんいますよね。個人的には最後の歌詞<だから自分の人生信じてあげましょう 明るい未来がきっと開くから>が好きです。自分ってやっぱりこっち側の人間かもしれません。いや、そうだといいな。

3/7