少 女

 作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠/編曲 森田 遊


眠れない夜に一人泣いている その泣き声だけが
心の扉を開いてくれない 引きこもりの少女
ささいな言葉に傷ついたり、苦しんだり、している君よ
僕は君を解っているんだよ か弱い君、少女。

「あなたが弱く生まれたのは、決してあなたのせいではない
決して親のせいでもない、それが運命ってものでしょう。
強く生きている人を見ると、妬ましく思うかもしれないけど
でも、人って必ず変われるはずさ」僕は君に言えなかった...

悲しい視線で僕をあざ笑い、そして目を逸らした
逸らした瞳と去り行く背中が脳裏に焼き付いた
あの頃はどんな時も幸せそうに笑ってたね
今の君は、どうなっちゃったんだよ、戻ってくれ!!少女。

「あなたの顔が悪く生まれたのは、決してあなたのせいではない
決して遺伝とかそういう事でもなく、それが運命ってものでしょう。
テレビのかわいいアイドルを見ると、妬ましく思うかもしれないけど
でも、顔って気持ちで変われるはずさ」僕は君に言えなかった...

壊れた心で、痩せこけた体で、君は何を思う
心の扉は決して開かない、殻に閉じこもったまま
忘れちまったのか、青い空と白い雲の下で君は
麦わら帽子をかぶりながら、走っていた頃を

苦しんでんのは俺だってそうだよ、そんな事は言えないけど
僕は君の事を解ってるんだよ、か弱い君、少女。

コメント(当時)/少女
 実際の話では無いんです。でも、歌詞、メロディー、アレンジどれも、気に入っています。たぶん、自分の<顔>に対する劣等感とかがモロに湧き出てきて、自然にこういう詩を書いたんじゃないかなー、と思います。それと、あまり世間的に皆が口にしない暗黙のゾーンを描いているかもしれません。この歌詞とか、自分の歌詞って結構生生しいから好きかも知れません。直截(ちょくせつ)すぎるとか言わないで下さい。傷つくから。まだ若いからしょうがないじゃん。

コメント(今・23歳・05年12月時)/少女
 (今・23歳・05年12月時)のコメントを入れるものと、入れないものがある。それは昔の歌詞・曲についてはあまり先入観なく聴いてほしいから歌詞についてはあまり突っ込みを入れる気はないが、(当時のコメント)で気になるものには突っ込みをいれさせてもらう。 文中の{たぶん、自分の<顔>に対する劣等感とかがモロに湧き出てきて・・・}というところだが、正直、恥ずかしい(笑)今はそう思っていないし、インターネット的なイメージに植えつけられる感じも嫌なのだ。しかし、どのように曲が誕生したのかを自分の都合で消去するのも嫌だったのだ。これは発売した当時から「ああ、ここはまずい」と思っていたコメントだった(笑)

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