頓智(とんち)〜ラップ〜

                   作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


1、生きる事から目を逸らさず 2人の生き方ジュースと並ぶ
  空き缶の様な生活の中 こんなに君を愛している
  30を過ぎても恋をしない 気づかぬ君は素通りしている
  こんなに君はかわいいのに 僕に魅力がないだけだろう

  太った確かに昔より それは君じゃなく僕の事
  90kgを超えている 40(しじゅう)になれば百(kg)を超える
  どんな死に方でも構わない 水責めだけはやめてくれ
  これはテレビの見すぎかな やっぱりスポーツだけでいい

  人生って本当に楽しい物かな 片っ端から全てこなさなきゃな
  悪夢(あくむ)を見ないようにするには 規則正しい生活が大事だな

2、俺は本当に孤独になるのか 昔の夢に「故人」と書いた
  滅びる街豊かに ところで俺の「夢」ってなんだ?
  誰からも評価される事もなく 誰からも相手にされる事なく
  作品作っても虚しいなら 人の輪の中にでも入るか

  デイケアも作業所も古本屋も 人間関係でつまずいた
  何かイライラもしたし 取っ組み合いもしたものだ
  (中村)俊輔さん、ヤットさん(遠藤保仁)、(中村)憲剛さん 皆さん年上だけれど
  あの時代のオシム監督の 日本代表はたまらない

  作詞って作品を作る事だよね エネルギーがいる事だよね
  できれば楽をしたいよね でも夜更かしはやめておこうね

3、本を読んでも捗(はかど)らない 音楽のアルバム作らなきゃ
  悩みが作品になっている 俺はその事が気に食わない
  だけど、もし完成したら 少しは喜べるのだろう
  誰も見てはいないだろうが 神様だけは見てくれる

  自分の人生がプロレスだけなら どんなに楽な事だろう
  つい音楽聴いただけで 作曲したくてたまらない
  ゾンビだろうがデーモンだろうが そんな事は卒業した
  やるからには作り上げる 重い腰を上げて作業に当たる

  例えこの作品が完成しても また次を作る事になるだろう
  カラクリがわかってきたよ 神様にはかなわない事も




頓智(とんち)〜ラップ〜
 前アルバムの、大コメントにも書いたが、次はラップに挑戦しようかな、と書いた。もちろん韻(いん)を踏むという様な器用な事はできず、早口言葉を並べているだけのイメージだ。サビのメロディーは、とんねるずの木梨憲武さんの"油面ババア"のラップを参考にさせていただいた。中盤ではサッカー日本代表のかつての3人のMFの事も書いている。


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