次の時代

                   作詞 岡本 悠/作曲 岡本 悠


1、ある帰り 僕は制服姿で いつものようにバスを待ち 
  やがてバスが来て バスに乗った
  お金を払い 僕はいつものように 一番後ろの長い席に 向かい歩いた
  そうしたら 超ダラしない格好で 
  髪をブラシで直している 一人の女子高生がいた
  僕はよくある事だと思って あまり気にせず逆側の端の 席に座って 外を眺めた
  そして バスは走り出して 駅から駅へと到着して
  そこで女子高生は降りた
  そうしたら 前の席のおじいさん 隣のおばあさんに向けて 話しだした

  「ダラしないね」とか 「信じられないよ」とか 「最低だよ」だとか

  ああ、今、なんだか気持ちが動かされた 僕もあいつに一言言いたかっただけに
  でも、「今の」、日本人はか弱いもので 叱るとか気軽に話すとかできなくなっている
  Ah−、チンケな悲しみ Ah−、惨(みじ)めな光景 
  直すのは常識だけでいい

2、夜になり 僕はテレビをつけて チャンネル飛ばしてふと見たら
  ニュースで特集がやっていた
  見ていたら 夜も遅いというのに 花火をバンバン打ち上げる 若者達がいるらしい
  近所の人は かなり腹を立てて 映しているカメラを前にして 怒り放った

  「いい加減にしろ」とか 「注意してもムダ」とか 「常識がない」とか

  ああ、また、なんだか気持ちが動かされた 
  やがて奴らも大人になってゆくというのに
  でも、「こんな」、ブラウン管の前から吠えても 
  所詮は素人言い分なんて届きやしない
  Ah−、無残な呟き Ah−、意味のない愚痴の嵐
  直すのは不可能でもいい

  ああ、何故、こんな地球玉(ほしだま)に生まれてきたのか
  何故、隣の星にしてくれなかったのか
  でも「だけど」どちらにしても言える事は
  宇宙という頑丈な檻からは逃げらりゃしない
  Ah−、苛立つこの時代 Ah−、訪れる我が時代
  聞いてくれわがままな若者よ
  頼む、聞いてくれ常識のない若者よ

 

コメント(2016年・33歳)/次の時代
ストーリーはこの歌詞の通りで全部本当の話である。まだ15歳の若い自分でありながら、
そういう世の中の若者が「ダラしない」という様な視線に入っている歌詞。私が最近あまり、電車に乗らないから、思う事もあるだろうが、この前も電車のホームや車内でスマホ(歩きスマホ)などは非常に危険である。タバコを(特に歩きタバコをする人)も好きではない。
まあ、ただ私が全て正しいわけではないし、どちらの派閥にも属したくない感じもあるので、
勝手にすればいい。ただ、歌詞中の地球玉(ほしだま)の表現は評価がいい。

 

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