まあまあ月日の経つの早い事といったら。なんともう前回のパストラ−レを書いてから早1年過ぎ!
静岡大学付属中での面白い試みを第2回のパストラ−レで紹介し、ご報告を、なんて言っているうちに月日はどんどん経ってしまったのです。その付属中での企画はなかなか面白かったです。
パストラ−レの2でもお話しした通り、それぞれの教室で、先輩や生徒の父兄などが自分の得意分野を披露し、生徒や父兄が自由に参加して、受講したり、一緒に楽しんだりする土曜日でした。
私は音楽室で自作曲の演奏の他に、簡単な連弾を作って、参加して下さった生徒さんと初めてやってみましたが、とても可愛い笑顔を見せて下さって、心から嬉しかったです。同時にこれはまた、今後コンサ−トでもする時に、新たに取り入れてもいい分野なのではないかと思いました。
持ち時間が短いのであまり多くの事は出来ませんでしたが、もう少しト−クを聞きたかったと言われました。やっぱり一主婦が何かに踏み出すきっかけのような話は、今テレビでもやっているタ−ニングポイントではないけれど、興味あるあたりなのかもしれません。
この一年、何にもしていなかった訳でもなく、昨年は若い声楽を勉強している方々と、花と夢をテ−マにしたコンサ−トを開きました。今年は少し作曲に力をいれたいと思っていますので、コンサートは予定していません。
最近のニュ−スとしては、私にとっては初めての混声四部合唱曲が完成しました。「光みちて」という作品ですが、これは静岡交響合唱団から頼まれて書いたものです。先月、指揮者、伴奏者をはじめ、この曲を歌って下さる十数名の方々にお集まり頂き、録音にまでこぎつけました。
静岡の明るいイメ−ジが詞になっていて、ちなみにこの詞はこの合唱団の団長が書いたものなのですが、比較的曲としては歌い易いものだと思います。どんな曲を作っても演奏されてこそ、と思います。そういう意味でもこうして歌って頂けた事、素晴しい出会いに恵まれた事、感謝の気持ちでいっぱいです。
2000.6.13 |