2002-11-09
(Sat)
最近用事があって渋谷に行った。渋谷には大きいスクランブル交差点があって、青になると騎馬戦のように一斉に対岸から金色や茶色の髪を逆立てて?!男女の若武者がやって来る。ぶつからないようにと願うばかり。最近よく思うこと。万が一人と肩がふれたりしてしまった時、「あ、ごめんなさい。」「いえ、こちらこそ。」みたいな当たり前の会話は減ってしまった。その多くは無言、無表情である。これには不思議な感覚になる。他人とは関わらないのが一番という事?
田舎に行き、「普通」の感覚に出会うとホッとする。いや、最近はむしろ地方の町で例えばある庭園までの行き方など尋ねた時、こちらは道順だけの事か思っていたら、「今はそこで菊人形もやっていて、それは綺麗だから是非見ていらっしゃいよ。」なんて一言もあって、思わずニコリとしてしまう。誰も何もそんなに急がず、そんな風に一緒になって地元を訪ねて来てくれた人との会話を楽しんだりしていて・・・では自分はどうかといえば、何だか都会の忙しい生活の中では、そんなゆったりした気持ちは、忘れがちになっているのかもしれなくて。
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