2003-12-03
(Wed)
ここの所、印象に残ったニュースが二つ。これも記録のつもりで書いている。一つは記憶に新しい、二人の犠牲者がイラクで出た事。夫だったら、また息子だったらと思うと耐え難い。その耐え難さを日常のように味わっているのが戦争渦中の国民だ。「憎しみ」は増殖してテロという無差別攻撃にまでなっている。でも、そこまで重要な役割を背負った外交官でも(同様の事件がつい最近も起きているというのに)やはり警備はこうして取り返しのつかない事が起きてからでないと、本気で取り組めないものなんだろうか。中東などという、火事を起こしたらとんでもない事になる地域に、アメリカがわざわざ「戦争」という火をつけたりしなかったら、今頃彼等はまだ生きていただろうに。銃弾に倒れたのは本当に悔しい、残念な事だった。でも、二人は最後の最後まで仕事の使命感に燃えていたと思う。でも、彼らの奥さんはどうなる?まだ小さい子を抱えた身重の奥さんは?こんな他国が勝手にしかけた戦争に巻き込まれて、小さな家族の幸せまでふみにじられてしまう、その後の運命まで変えられてしまうという事に、ものすごい憤りを覚える。
もう一つは明るい話題、愛子様2歳のお誕生日のニュース。えっもう2歳?!とビックリした。時々牧場で、可愛い仕草を見せているのはTVで知っていたけど・・・早いものだ。いえ、それより、私が書こうと思ったのは、そこで出ていたおもちゃの話題。TVには愛用のおもちゃとして、白木のキッチンセットと、木で出来た野菜などが映し出されていたのだ。きっと素朴な木の感覚が子供の成長に大事だと考えられての事だろう。問題はこれを見た若い世代のママ達だ。きっと我先にと、そのおもちゃを手に入れようと躍起になるだろう。キッチンセットは多分何十万もするのでは?と解説していた人がいたが、これは少し値が張るからともかくも、あの木の野菜セットは売れるに違いない。なにせ、去年?だったか、「かたかた」という木のおもちゃがあって、それがオーストリーの小さなおもちゃ会社製なのだが、皇室で使っている、というニュースが放送されるが否や、急に注文が殺到して、その会社、経営上も助かったそうな。起死回生、ミラクルのおもちゃだった訳だ。まあ、昔から木のおもちゃってあったし、子供に自然のものを与えようという気持ちが大切な事もわかる。愛子さまっておおらかな感じで、あの大きめの木のおもちゃが何だかとても似合っていたように思う。けれど、皇室も使っていらっしゃる、じゃ、ウチの子にも同じ物を、っていう感覚はあんまり好きじゃないなあ。話はさかのぼるが、私が子供の頃にはセルロイドで出来た「ままごと道具」が主流で、時々割れてしまう事もあった。それがお祭りの日になると、数ある屋台の中で、ままごと道具をたくさん広げて売っている店があるのよね。そこで割れた分を補充するのが楽しくて。私にはあの裸電球の下でキラキラ輝いていた、赤やピンクのままごとの食器の色というのも、結構原風景として残っている。何事も人それぞれでいいと思う。 |